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建築分野での技能実習生、建設キャリアアップシステムの登録

2021.02.20

技能実習生の職種は2021年1月現在、83職種151作業あります。農業・漁業関係や食品製造関係のほか建築関係でも多くの外国人技能実習生が日本で実習中です。そのなかでも、建築分野では他の職種にはない「建設キャリアアップシステム」というものがあり、実習生はシステムに登録することになっています。

ここでは「建築キャリアアップシステムの概要」と「システム登録の理由」をご説明しましょう。建築職種にだけこのシステムが整備されているのには理由があるのです。

受け入れ企業・実習生共にシステムへの登録が義務化

建設キャリアアップシステムへの登録は、2020年1月1日から義務化が交付・施行されています。これは国土交通省の告示によるもので、建設キャリアアップシステムに登録していないと建築分野での技能実習生受け入れ体制が整っていないとみなされます。

そのため建築分野での技能実習計画では、計画の申請者=実習受け入れ企業が建築キャリアアップシステムに登録していることはもちろんのこと、実習生自身もシステムに登録していることが必要になります。
また実習計画の認定時には、技能実習生にたいして受け入れ企業が報酬を安定的に支払っているか、実習生の数が常勤職員の総数を越えていないかなどもチェックされます。

実習生の適切な労務管理や就労管理が目的

では、なぜ多数ある技能実習の職種のなかで建築分野だけ、キャリアアップシステムへの登録が必要なのでしょうか? その理由は、建築分野の技能実習生のなかに失踪者が多くみられる点が挙げられます。

建築分野の実習生に失踪者が多い理由はさまざまに考えられますが、建築分野は工事によって就労場所が変わり、現場ごとの監理が非常に難しい事が大きな理由かもしれません。
また建築業は季節によって工事の受注が大きく変わります。仕事の受注量に合わせて技能実習生の報酬も大きく変動します。技能実習生の就労環境は非常に不安定になりやすい条件が揃っているといえます。

国土交通省としては「建設キャリアアップシステム」への登録を義務化することで、労務管理や就労管理が適切におこなわれ、技能実習生が安心して実習できる環境を整えることを狙っているのです。

時間的な余裕があるうちに登録完了

建築キャリアアップシステムへの登録は、今後、時間的に余裕を持って進められていく予定です。まずは実習計画の申請者と技能実習生がシステムに登録する事から始まります。
1号実習生は2号に移行する時までに登録が終わっていればいいことになっていますが、早めに登録するのがおすすめです。実習企業も技能実習生も登録を済ませておきましょう。