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技能実習3号→特定技能への移行が進まない理由

2021.02.18

外国人技能実習生は、コロナ禍の日本でも不足する労働力を支えている貴重な存在です。そのため技能実習1号・2号が終了した後の在留資格として政府は「在留資格・特定技能」を用意しています。しかし「特定技能」への移行はなかなか進んでいません。

ここでは「技能実習生3号へ移行するメリット」と、「特定技能への移行が進まない理由」を考えてみましょう。技能実習生にとっても、実習施設にとっても特定技能へ移行するメリットはあまり大きくないのです。

技能実習2号または3号終了時点で「特定技能」へ移行できる

技能実習生の実習期間は基本的に5年です。来日して1年目が1号で、2~3年目が2号になります。1号・2号として合計3年の実習を終えた後には「技能実習3号」として最長2年間の実習延長をすることができ、これで合計5年間の実習期間が終了します。

しかし日本政府は、技能実習後にも日本での雇用を希望する技能実習生に対して在留資格「特定技能」を用意しました。

「特定技能」へは技能実習5年が終了した時点で移行する事もできますし、実習3年が終了した2号完了時点で移行することもできます。しかし現状では、どちらも政府が期待するほどの特定技能への移行が進んでいません。

移行が進まない大きな理由は、実習生も実習施設側も「特定技能」というなじみのない在留資格へ移行する必要性、メリットを感じないからだといわれています。とくに2号実習が終わった段階では、特定技能に移行するよりも、そのまま3号に移行したほうがラクなのです。

2号から特定技能へ移行するメリットが不明

技能実習制度においては、2号から3号への以降は比較的簡単です。これまでと同じような流れで実習を進めればよく、2号終了時に母国への一時帰国も認められています。

現在はコロナウイルス対策のため一時帰国ができない技能実習生が多くいますが、感染の収束が見られれば、従来どおり2号完了→一時帰国→3号実習スタートという形で5年間の実習を終えることができます。

3号完了時に「今後も日本に滞在して働きたい」と希望する場合は、その段階ではじめて「特定技能」への移行を考えればいいでしょう。技能実習2号が終わった段階ですぐに特定技能へ移行するメリットはそれほど多くありません。
そのため2号から特定技能へ移行する実習生は数が少ないのです。

3号終了→特定技能への移行がおすすめ

技能実習制度では1号から2号、3号へ移行し、最終的に5年間で実習を終えます。その後も日本での雇用を希望する実習生は3号終了時に「特定技能」へ移行すれば、そこから5年間の日本滞在が認められます。

監理団体および実習企業でも3号終了→特定技能への移行をすすめてはいかがでしょうか。実習生、実習企業の双方にとってメリットのある流れになると思われます。