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技能実習生の職種「介護」は、母国でのニーズはあるのか?

2020.03.18

海外からやってくる技能実習生はさまざまな職種で働いていますが、とくに注目されているのが「介護」の分野です。
超高齢社会になりつつある日本では、今後も大勢の外国人技能実習生に期待がかかっています。

では、実習生たちの母国ではどれほどの介護職の需要があるのでしょうか。
日本での技能実習が終了した後、母国での仕事の見通しが気になるところです。

海外でも高齢化が進み、介護の需要が見込まれる

日本では高齢化が急速に進み、認知症も増えていることから介護の担い手が早急に必要な状態です。
そのために技能実習生の職種に介護が追加されたのですが、高齢化の傾向は海外でもよく似ています。

医療の発達などにより、介護が必要な高齢者は世界中で増加していますし、介護ニーズは高度になっています。
つまり、より多くの介護職が必要となってくる状況は、技能実習生の母国でも同じことなのです。

そんななか、他国より高齢化が急速に進んでいる日本で介護の技術や現状を学ぶことは、技能実習生にとっても非常に有益なことです。
日本の介護技術を取り入れ、今後さらに高齢化が予測される母国での現場に役立てようというのが、技能実習生の目的の一つとなっています。

現状では、訪問介護は実習に含まれない

では、介護の技能実習のなかで「訪問介護」はできるのでしょうか?
答えは「訪問介護は技能実習に含まれません」。

いわゆるホームヘルパーといった訪問系のサービスについては、今のところ技能実習生に任せられていないのです。
理由としては「適切な指導をすることが困難」、「利用者・実習生の両方の人権にかかわる」などがあげられています。

技能実習では、日本の現場で「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」を通じて学んだ技能や技術を母国に持ち帰ることが目的です。
「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」は職場内訓練ともいい、医療や介護業界では「臨床現場で先輩の指導を受けつつ、業務を行う研修制度」です。

介護施設などでは十分な支援体制のもとでOJTができますが、利用者さんの自宅を訪問する訪問介護では、指導体制が整わないために技能実習はできない事になっているのです。
今のところは、施設内での介護技術を学んでいくのが技能実習生の仕事です。

母国での介護需要はもちろん、日本でも介護需要は高い

現在、日本ではベトナムやカンボジア、モンゴルからの要請を受け、介護職種の技能実習生を受け入れています。
介護の技能実習では、高齢者および障害福祉サービスについて学ぶことになり、母国での将来的な介護需要も高まるばかり。

日本でも介護職種の技能実習にかぎり、実習期間中に介護福祉士の国家資格を取得できれば、在留資格「介護」に変更する事が可能です。
介護福祉士の資格があれば、日本でほぼ永続的に働けることになり、日本にとっても技能実習生にとってもかなり魅力のある職種なのです。