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技能実習生は途中で実習職種を変更できる?

2020.03.14

日本へ各種の技能を学ぶためにやってくる技能実習生は、来日前から「学ぶべき職種」が決まっています。
事前に申請された職種で在留資格が交付されているからです。

しかし実習が進むうち、実習生自身が「この職種は合わないかも…」と思うこともありでしょう。
そういう場合、実習生の希望に従って実習職種の途中変更はできるのでしょうか?

技能実習生の職種変更は不可

結論としては、現行の法律では「技能実習生の職種変更は不可」です。
農業から介護への変更など、まったく違う職種に変えることはもちろん、同じ農業職種内の「耕種農業(畑作・野菜)」から「畜産農業(養豚)」への変更もできません。

なぜなら、各技能実習生については来日前に実習先企業が「実習指導計画」を作成し、認定を受けているからです。
実習内容が変更になると、指導計画や実習先企業も変更せねばならず、そもそもの来日目的が分からなくなってしまいます。

さらに外国人技能実習生の滞日中については、実習受入れ企業が責任を負っています。
技能実習生の希望だけで簡単に受け入れ先を変えることは法律上から言っても、責任上から言っても不可能なのです。

同一職種で最長5年間の実習、計画的な育成が可能

現行の技能実習制度では、ひとつの職種の技能実習生として日本に入ってきた以上、技能実習2号を終了する3年間は同じ職種、おなじ受入れ企業での実習が行われます。
企業としては継続的・安定的な人材育成・人材確保ができる点が大きなメリットです。

実際、ほとんどの技能実習生は初年度の「技能実習1号」を良好に終了し、2・3年の「技能実習2号」へ移行します。
3年目が終了した時点で、優良な監理団体・実習実施者に対しては技能実習生が希望すれば引き続き「技能実習3号」へ移行することが可能です。

そして「3号」として4・5年目を日本で過ごすことができるため、合計で5年間の日本滞在ができます。
そのあいだ、実習は引き続き同じ実習先企業・同じ職種で行われますので、企業としては5年間にわたり非常に計画的に実習生を育成できるのがメリットです。

技能実習生←特定技能へ移行すれば、転職も可能

では、技能実習生が日本において、他の実習先へ移動するにはどうしたらいいのか?
5年間の技能実習を終了し、「特定技能1号」へ移行するまで待つ必要があります。

「特定技能」になれば、認められた業種および職務内容の範囲内で他の企業への転職が可能になります。
さらに在留期間は最大で5年間まで延長。技能実習で5年+特定技能で5年と、合計で10年間の日本滞在です。

現実には、特定技能に移行した後も慣れた実習先企業でそのまま働くケースが多く、実習生・受け入れ企業ともに良好な関係を維持しているようです。