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技能実習生も、成人式に参加!

2020.02.18


平成29年末の技能実習生の数は,274,233人。年々増加傾向にある技能実習生は、同時に若い外国人でもあります。
実習中に20歳になることもあり、日本人で言えば成人式の年齢です。

各自治体のなかには外国人技能実習生を成人式に招き、ともに祝うことで交流をはかろうというところも出てきています。
若者の未来を祝う気持ちは万国共通ですね。

塩釜市では、成人式に技能実習生も招待

宮城県塩釜市では、2020年の成人式に市内の水産加工会社で働く技能実習生約20人を招待しました。
ベトナムやカンボジアからやってきている実習生たちは、母国の正装や日本の着物を着た姿で出席したそうです。

着物での参加を希望する実習生には、地元の着付け講師が無料で着付けをするなど、地域を挙げてのお祝いムード。
出席した実習生たちもスマホで写真をとり合ったり、振り袖姿の新成人たちとともに写真に納まったりと、楽しく過ごしました。

成人式をきっかけにして、普段より一歩進んだ地域と技能実習生の交流がおこなわれたようです。

東日本大震災以後、塩釜市では実習生は貴重な存在

塩釜市は、以前から海外の技能実習生と地域の交流を積極的に支援している自治体です。
この背景には、塩釜市が置かれているやや特殊な事情があります。

現在、技能実習生を受け入れている自治体は日本各地にあって、介護や建築業などさまざまな職種での技能実習中です。
塩釜市内には300人以上の技能実習生がおり、主に地元の水産加工工場では働いています。

塩釜市は全国有数の「かまぼこの産地」という理由から、多くの実習生が水産業での実習をしているのです。
とくに東日本大震災の後、塩釜市では人手不足が深刻になり、海外からの技能実習生は今や現場で欠かせない存在。

こういった事情から、塩釜市では実習生が地元に馴染めるよう、さまざまな支援策に取り組んでいます。
今回の成人式への正体は、その一環です。

帰国後に日本企業で働くためにも、日本文化になじみたい実習生

塩釜市のみならず、他の自治体でも地元との交流イベントのひとつとして、二十歳になった技能実習生を成人式に招待しています。
技能実習生たちはなるべく長く日本で働きたいという気持ちを持っていますし、3年もしくは5年の技能実習を終えるまでに、実習の業務以外にも日本語や日本の文化・風習を学んで帰国後は母国の日本企業で働きたい、という希望があります。

そのために日本の成人式に出席したことはいい経験になりますし、日本の習慣にふれる機会にもなります。
日本経済の未来と技能実習生の支援のためにも、成人式への正体が全国に広がることが望まれます。