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介護分野の外国人技能実習生、訪問介護もできる?

2020.01.13


いまや日本に欠かせなくなった外国人技能実習生。
技能実習生の職種はたくさんありますが、将来的に非常に重要になるだろうと言われているのが「介護分野」です。

超高齢社会でもある日本では介護職の人手が足りなくなることは確かで、技能実習生に大きな期待がかかります。
それでは、具体的な介護職として「訪問介護」の分野には、実習生は入れるのでしょうか?

施設スタッフはOKだが、訪問看護スタッフはNG

結論から言えば、介護職種としては「訪問介護」のスタッフとして外国人技能実習生が働くことはできません。
介護職には入所施設で働くスタッフと、利用者さんの自宅へ行って必要な介護サービスをおこなう訪問介護スタッフがいます。

入所施設には、実習を指導するための指導体制も整っていますし、利用者さん・技能実習生の両方の人権を守ることもできますが、自宅での介護サービスの場面では、なかなか難しいものです。

また施設に毎日やってくる介護スタッフと違い、直行直帰の多い訪問介護では実習生の在留監理も大変になります。
以上の理由から、外国人の技能実習生は「入所施設スタッフの実習はOK」「訪問介護スタッフはNG」という線引きがされているのです。

技能実習生は介護職の「常勤スタッフ」の数には含まれない

また、入所施設の実習生であっても「常勤職員の数には含まれない」点も、雇用する施設側が注意をしておく必要があります。
介護事業所の「常勤の職員」は、以下の2点を満たしていなければなりません。

1.介護等を主たる業務とする者
2.施設に継続的に雇用されている職員

技能実習生はどちらの条件も満たしているように見えますが、技能実習生は、継続的に雇用されていても「正社員」ではありません。
そのため技能実習生は介護スタッフの常勤職員に含めることはできない、というのが厚生労働省の見解です。

今後、外国人技能実習生の職種として介護職が占める割合が高くなっていけば、見直しされる可能性もかなり高いのですが、現状では入所施設で必要な常勤スタッフとしては実習生を計算に入れておくことはできません。

実習生の母国でも、介護の必要性が高まっている

介護の現場にやってくる技能実習生はどれくらいいるのか?
実習開始から一定期間が過ぎなければはっきり言えませんが、それぞれの技能実習生の母国においても高齢化が急速に進んでいるという現実があります。

認知症高齢者の増加や介護ニーズの必要性が高まるにつれて、各国で介護の専門家の必要性が増し、日本での技能実習を終えた実習生が役に立つ場面が増えてくるでしょう。
「介護大国」日本での実習で、十分な技能を学んでいただきたいものです。