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大手ハンバーガーチェーン企業がベトナムからの技能実習生を現地で教育

2019.10.26

つねに人手不足に悩むファストフード業界。
海外からの技能実習生に人材不足解消を期待しているところも多いかと思います。

そんなとき、モスフードサービスでは、2019年4月から導入された「特定技能」在留資格をもつベトナム人の大量採用計画を発表しました。
ベトナムでの教育からスタートするというモスフードサービスの取り組みをご紹介しましょう。

ファストフード業務の即戦力となる実習生を育成

ハンバーガーショップの運営などで有名なモスフードサービスでは、今後4年間のうちに350人のベトナム人技能実習生を受け入れると発表しました。
すでに同社では、教育プログラム「ベトナム カゾク」を、ベトナムの国立短大「ダナン観光短期大学」と提携してスタート。

このプログラムでは、技能実習生の資格取得に必要な「外食産業の基礎知識や技能」および専門用語を学びます。
プログラムを受講した学生のうち、希望者は特定技能「外食」業種の試験を受け、合格すれば日本のモスバーガー直営店での実習が開始されます。

つまり、ベトナムにいる間から徹底的に外食産業・ファストフード業界で働くための教育を受け、特定技能業種の試験に合格してから日本にやってくるという、いわば即戦力の技能実習生たちなのです。

将来的には、他社への人材紹介

さらに教育プログラム「ベトナムカゾク」のポイントはもう2点あります。
まず、日本での実習を終えた技能実習生については、ベトナムおよびほかのアジア圏での事業展開時に、幹部社員に登用することも考えているそうです。

近年、日本の外食産業の海外での事業展開は活況を呈しています。
たとえば、カレー専門店の「カレーハウスCoCo壱番屋」は、1994年にハワイで海外1号店をオープン。

以来、順調に海外進出をつづけ、2004年の中国での成功を得て、かなり本格的に海外事業を進めています。
日本国内の外食市場が長期的に見て縮小していくことが考えられ、今やどの外食チェーンも本腰を入れて海外展開をかんがえねばならないところ。

そんななか、将来のアジア圏での幹部候補生教育も考えた「ベトナムカゾク」プログラムは、画期的な技能実習制度の利用法といえるでしょう。
さらに2点目として、今後このプログラムの受講希望者が増加するようなら、モスとしては他の外食チェーンへ実習希望者を紹介することも検討しています。

もちろん現状では技能実習生たちは日本のモスフードサービスで実習することになりますが、将来的にはひろく日本の外食産業を支える人材を育成しようという考えがあるのです。
自社一社のみの人手不足を解消することにくわえて、外食産業における人材不足解消も視野に入れた取り組みといえます。

来日後は、日本人正社員と同じ待遇

モスフードサービスによれば、実習生が来日した後の給与や家賃補助などの福利厚生は、日本人の正社員と同水準に設定されているとのこと。
海外からの技能実習生にとっては十分な待遇ですから、プログラムを受講しようというベトナム人学生がいるのか?という不安もなさそうです。

今後に期待がつながる実習生教育プログラムですね。