TITP'S

人手不足解消を
支援する無料ツール

TITP'S

厚生労働省+法務省が、外国人技能実習生の就労環境を改善の監視を強化

2019.08.15

いまや日本の経済に欠かせないものとなりつつある、外国人技能実習生。
増え続ける技能実習生の就労環境について、厚生労働省と法務省は「就労環境に対する監視を強める方針」を打ち出しました。

外国人技能実習生の就労環境改善に向けて、国が本格的に動き出したのです。

技能実習生の労働条件の確保・改善への取り組み

厚生労働省の発行するパンフレットには、技能実習生の労働条件に関して次のような文言が書かれています。

「技能実習生を受け入れる事業主の皆さま方には、「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習の保護に関する法律(平成 28 年 11 月 18 日成立、平成 29 年 11 月 1 日施行)」を踏まえ、技能実習生の労働条件の確保・改善に取り組んでいただくようお願いします。」
(厚生労働省パンフレット 「技能実習生の労働条件の確保・改善のために」より)

ここでいう労働条件の確保とは、以下の3点が柱となっています。

1.労働時間は法的労働時間に準ずるものであること。具体的には、週に40時間、1日8時間以上の労働は認められません。

2.労働時間により、休憩が必要なこと。労働時間6時間を超える場合は45分が、8時間を超える場合は60分の休憩が必要です。

3.休日は法定休日に準ずるものであること。毎週1日の休日もしくは4週間で4日以上の休日が最低でも必要です。

ただし、適用除外として農業、畜産・水産業では、「労働時間、休憩および休日に関する規定の適用が除外」と決まっています。

一部の悪質な事業者による長時間労働の強制

厚生労働省が労働環境の監視を強める理由は、違法な長時間労働を強いる悪質な事業者がいるからです。
多くの受け入れ企業では外国人技能実習生は人手不足を補う貴重な戦力。そのため、安易に長時間労働を強制してお互いの関係を悪化させようとはしません。

しかし一部の事業者においてはいたずらに対象業務を拡大したり、労働時間外での残業を強制したりしているという報告があります。
厚生労働省としては、今後も外国人技能実習生の制度を存続させるためにも、ごく一部の悪質な事業主にたいして改善要請・指導をするために、監視する調査要員を大幅に増員することとなりました。

今後も増え続ける外国人技能実習生が、安心して働ける環境を整えるのが最終的な目的なのです。

時間外労働には割増賃金が必要

もちろん、技能実習生にも臨時に時間外労働が発生することはあります。厚生労働省も「特別な事情」がある場合は、時間外労働があっても仕方ないとしています。
ただし限度時間を超える時間外労働については、割増賃金を支払う必要がありますし、割増率は通常賃金の25%を超えるものが望ましいと明言。

厚生労働省の方針としては「時間外労働・休日労働は必要最小限に、常識の範囲内にとどめてほしい」というのが本音です。
貴重な戦力である外国人技能実習生が長く日本にいてくれるよう、政府の方針も固まってきたということですね。