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研修生と技能実習生の違いについて

2019.05.7


日本における在留外国人は増える一方です。
大きな理由の一つとして、技能実習生や研修生として日本へやって来る外国人が増えたことがあります。
技能実習生と研修生。
この二つは似ているようでいて、異なる点も多いため混乱しやすいもの。いったい、どの点が異なるのでしょうか。

【技能実習生は雇用契約、研修生は雇用契約なし】

技能実習生は、在留資格「特定活動」をもつ人です。
在留目的は「各分野における実践的な技術・技能・知識等を修得すること」となっており、研修先の企業と雇用契約を結びます。
雇用契約があるため、技能実習生は被雇用者となり、労働関係法令などが適用されることになります。

一方、研修生は在留資格「研修」を持つ人です。在留目的は「研修を受けること」ですから、働いて賃金を得ることが目的ではありません。
従って研修先の企業とは雇用契約を結ばず、労働関係法令は適用されません。
労働時間や賃金の支払いに関する規制もなく、雇用保険や社会保険の加入義務もありません。

ただし、研修生には「研修手当」という名目でお金を払うことができます。
項目としては研修中の宿泊費、食費などが該当し、一般的には研修中の実費弁償に該当する範囲内の金額が支払われます。
研修生に支払われるのは「研修手当」のみで、賃金ではありません。
そのため、研修が名ばかりで単純労働者として仕事に従事するというのは、本来の研修生の趣旨に反することになります。

【共通項は、受け入れ企業の変更ができない点】

研修生と技能実習生には、共通している部分もたくさんあります。
最も大きなものは、技能実習・研修先の企業は変更が認められないこと。
座学研修を受けた企業で、研修を受けた内容の技能を実務でもおこなうというのがルールです。

また研修生も技能実習生も、日本における教育や訓練が目的であるという建前があります。
そのため家族帯同は認められません。ただし、技能実習生は「特定技能2号」の資格へ変更したのちは配偶者や子供も在留期間中は日本へ呼ぶことができます。
「特定技能2号」の資格を取得するには、実習3年以上の経験があり、より難しい技能試験に合格する必要はあります。
しかし「2号」になると在留期間は通算5年まで延長されますから、長い目で見ると実習生・受け入れ企業の双方にメリットがあります。

また研修生は日本に家族を呼ぶことはできませんが、家族が日本にやってきて「短期滞在」をすることは可能です。
同様に、諸事情による本人の一時帰国も所定の手続きを取れば可能です。

【雇用契約があるかどうかが、最大の違い】

技能実習生を研修生。
いったん日本にやってきて研修に入ると、おなじような動きをすることになります。

最も大きな違いは、技能実習生と受け入れ実習企業とのあいだに「雇用契約」が発生し、「労働関係法令」が適用されるということです。
この一点をおさえておけば、それほど混乱しなくて済みますね。